膣がゆるいのは改善できる?膣が緩くなる原因や改善方法を詳しく解説

婦人科形成

#婦人科形成

「膣がゆるい気がする」「性行為で感度が下がった気がする」といった悩みは、年齢や出産をきっかけに感じやすくなります。膣のゆるみは骨盤底筋の緩みなどが主な原因とされており、セルフケアでの改善が難しい場合もあります。

本記事では、膣がゆるくなる仕組みや主な原因、そして適切な改善方法についてわかりやすく解説します。

監修医師プロフィール

サイトリ杉山美容クリニック
院長/医師 櫻井 夏子

経歴

2015年 順天堂医学部付属順天堂医院 初期臨床研修

2017年 順天堂医学部付属順天堂医院 整形外科入局

2020年 某大手美容クリニック 入職

2021年 某大手美容クリニック 副院長就任

2022年 NEXUSクリニック 入職

2024年 サイトリ杉山美容クリニック 院長就任

所属学会

美容外科学会(JSAS)

美容皮膚科学会

抗加齢医学会

新宿の小陰唇縮小・婦人科形成ならサイトリ杉山美容クリニック

「小陰唇の形や左右差が気になる」「下着で擦れて痛い」「見た目を整えたい」―そんなお悩みに、経験豊富な女性院長がカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。これまでに3,500名以上の女性の性のお悩みに寄り添ってきた実績をもとに、見た目の美しさはもちろん、将来の健康やライフステージまで考えた丁寧な治療を行っています。

当院は医師・看護師・受付、すべて女性スタッフのみ。完全個室のプライベート空間で、誰にも聞かれず安心してご相談いただけます。また、新宿三丁目駅直結でアクセスも快適。人目を気にせずご来院可能です。

「恥ずかしくて言えなかった」「もっと早く相談すればよかった」―そんな声が多く寄せられる理由が、ここにあります。まずはお気軽に【LINE】または【お電話】でお悩みをご相談ください。

膣がゆるいとどうなる?

膣のゆるみは、性行為の感度低下や尿もれなど日常生活にも影響を与えることがあります。気になる方は早めの対処がおすすめです。膣がゆるいと起こる可能性のある症状は以下の通りです。

  • 尿漏れが起きやすくなる・頻尿になる
  • 入浴時にお湯が入る
  • 膣から空気が漏れる
  • 骨盤臓器脱のリスクがある
  • 性行為に対する満足度が低下する
  • 精神的なストレスを感じる

それぞれ見ていきましょう。

尿漏れが起きやすくなる・頻尿になる

膣を支える骨盤底筋は、尿道や膀胱も支える役割を担っています。そのため筋力が低下すると、尿道がうまく締まらず、くしゃみや咳など腹圧がかかった際に尿漏れが起きやすくなります。また、頻尿の原因となることもあります。

入浴時にお湯が入る

入浴時やプールに入った際、ゆるんだ膣に水やお湯が入り、体を上げたあとに漏れ出ることがあります。健康被害はありませんが、不快感や恥ずかしさから温泉やプールに行くことをためらってしまう方もいます。

膣から空気が漏れる

膣から空気が漏れる現象は、いわゆる「ちなら」と呼ばれます。漏れる際の音や不快感に加え、周囲に聞こえていないかという不安を感じることがあります。性行為中にも起こることがあり、気にして行為を避けてしまう方もいます。

骨盤臓器脱のリスクがある

骨盤底筋の緩み、筋力低下が進むと、子宮脱や膀胱瘤、直腸瘤といった骨盤臓器脱のリスクが高まります。これらは骨盤内の臓器が下がってしまう状態で、不快感や日常生活の支障につながることがあります。軽度の場合は骨盤底筋のトレーニングで改善が期待できますが、症状が進行すると手術が必要になることもあります。早めのケアで悪化を防ぐことが大切です。

性行為に対する満足度が低下する

膣のゆるみによって性行為時のフィット感が弱まり、自分もパートナーも快感を得にくくなります。その結果、満足度が低下し、心身のストレスにつながることもあります。気になる場合は適切なケアや治療を検討することをおすすめします。

精神的なストレスを感じる

尿漏れや膣からの空気漏れ(いわゆる「ちなら」)は、積極的な気持ちを失わせ、パートナーとの関係に気まずさを生むことがあります。尿漏れを気にして外出を控えると、生活の質が大きく低下してしまうこともあります。こうした精神的なストレスは放置せず、必要に応じて専門機関での相談や適切な対処を検討するとよいでしょう。

膣がゆるくなる原因

膣がゆるくなる主な原因は、加齢や出産による骨盤底筋の緩みです。また、筋力低下で膣の締まりが弱くなることもあります。主に考えられる膣がゆるくなる原因は以下の通りです。

  • 加齢
  • 出産
  • 運動不足
  • 姿勢
  • 肥満
  • 便秘や頻尿

それぞれ見ていきましょう。

加齢

加齢に伴い女性ホルモンが減少すると、膣の粘膜の弾力が衰えて膣壁が薄くなります。そのため膣の締まりが弱まり、ゆるみを感じやすくなります。こうした変化は自然な現象ですが、不快感や生活の支障を感じる場合は、適切な対処を検討するとよいでしょう。

出産

妊娠期間中は骨盤底筋に大きな負担がかかり、出産時に筋肉が引き延ばされ膣の締まりが弱まります。骨盤底筋は鍛えにくい筋肉とも言われており、トレーニングでの改善が難しい場合もあるため、気になる症状があれば医療機関での相談をおすすめします。

運動不足

運動不足で全身の筋力が低下すると、骨盤底筋も弱まり膣の締まりが緩くなります。日常の運動習慣は大切ですが、生活習慣の見直しだけでは改善が難しい場合もあります。必要に応じて医療機関でのケアを検討することも一つの方法です。

姿勢

長時間の同じ姿勢や座り仕事は骨盤底筋に負担をかけやすく、姿勢の悪さや高いヒールの靴も負担を増やします。これらの要因が積み重なると骨盤底筋が弱まり、膣の締まりが緩むことがあります。日頃から姿勢に気をつけることは大切ですが、改善が難しい場合は専門的なケアも検討するとよいでしょう。

肥満

肥満により下腹部に脂肪が蓄積されると骨盤底筋に負担がかかり、膣の締まりが弱まることがあります。体重管理やバランスの良い食生活に加え、必要に応じて生活習慣の見直しや専門的なケアを組み合わせることで改善が期待できます。

便秘や頻尿

便秘がちな方や頻尿の方は、排便や排尿の際に下半身へ力を入れて息むことが多く、そのたびに腹圧がかかって骨盤底筋へ負荷をかけやすくなります。こうした状態が続くと筋力が低下し、膣のゆるみにつながることがあります。日常の体調管理に加えて、必要に応じて適切な対処を取り入れることが大切です。

膣のゆるみを改善する方法ーセルフケアー

膣のゆるみが気になる場合、まずは日常生活の中でできるセルフケアから始めることが大切です。無理のない範囲で続けることがポイントです。主に挙げられる、膣のゆるみを改善するセルフケアは以下の通りです。

  • 骨盤底筋トレーニング
  • ダイエット
  • 生活習慣の改善

それぞれ見ていきましょう。

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニングは「ケーゲル体操」とも呼ばれ、仰向けに寝て膝を立てた状態で膣や肛門をぎゅっと締め、お尻を上げ下げする動きで骨盤底筋を鍛える方法です。

特別な器具や広いスペースが必要ないため、日常生活に取り入れやすい簡単なトレーニングとして知られています。毎日継続することで筋力の維持・回復が期待できますが、変化を感じにくい場合には他の方法と併用するのもひとつの選択です。

ダイエット

肥満体形の場合、体重が骨盤底筋にかかる負担を増やし、膣のゆるみにつながることがあります。減量によって骨盤底筋への圧力を軽減できれば、筋肉の働きを保ちやすくなると考えられます。

急激なダイエットは身体に負担をかけるため、無理のないペースで食事や運動習慣を見直すことが大切です。体重管理とあわせて、他のケアを組み合わせることも効果的です。

生活習慣の改善

栄養バランスの良い食事や運動習慣を心がけることで、膣のゆるみが改善する可能性があります。また、喫煙や過度なアルコール摂取はコラーゲンの生成を妨げるため、見直すことも大切です。日々の習慣が体に与える影響は小さくありません。

膣のゆるみを改善する方法ー美容医療ー

膣のゆるみが気になる方には、美容医療による治療も効果的な選択肢のひとつです。セルフケアで変化を感じにくい場合は、専門的なアプローチでの改善が期待できます。主に挙げられる、膣のゆるみを改善する美容医療は以下の通りです。

  • 膣ハイフ
  • 膣ヒアルロン酸
  • エムセラ

それぞれ見ていきましょう。

膣ハイフ

膣ハイフは、超音波エネルギーを膣内に照射し、表層だけでなく深層にまでアプローチできる治療です。熱の刺激によってコラーゲンの生成が促され、膣内がふっくらと引き締まる効果が期待できます。

痛みやダウンタイムが少なく、忙しい方でも受けやすいのが魅力です。膣のゆるみに悩んでいるけれど手術には抵抗があるという方に、選ばれている治療法のひとつです。

膣ヒアルロン酸

膣ヒアルロン酸注入は、膣内にヒアルロン酸を注入することでふっくらとしたボリュームを持たせ、膣のゆるみを改善する治療です。潤いと弾力が増すことで、性行為時の感度や満足度の向上も期待できます。

施術直後から効果を実感しやすく、ダウンタイムも短いため、忙しい方にも選ばれています。手軽に変化を求めたい方におすすめのアプローチです。

エムセラ

エムセラは、高密度焦点式電磁(HIFEM)技術を用いて、深層の骨盤底筋に約1万7千回の強力な筋収縮を誘発する治療です。着衣のまま専用の機器に約30分座るだけで、鍛えにくい骨盤底筋を効率的に強化できます。

膣のゆるみ改善や尿漏れ対策に効果が期待でき、手軽に始められるため忙しい方にも人気です。継続することで筋力アップが実感しやすく、生活の質の向上に役立ちます。

新宿の小陰唇縮小・婦人科形成ならサイトリ杉山美容クリニック

「小陰唇の形や左右差が気になる」「下着で擦れて痛い」「見た目を整えたい」―そんなお悩みに、経験豊富な女性院長がカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。これまでに3,500名以上の女性の性のお悩みに寄り添ってきた実績をもとに、見た目の美しさはもちろん、将来の健康やライフステージまで考えた丁寧な治療を行っています。

当院は医師・看護師・受付、すべて女性スタッフのみ。完全個室のプライベート空間で、誰にも聞かれず安心してご相談いただけます。また、新宿三丁目駅直結でアクセスも快適。人目を気にせずご来院可能です。

「恥ずかしくて言えなかった」「もっと早く相談すればよかった」―そんな声が多く寄せられる理由が、ここにあります。まずはお気軽に【LINE】または【お電話】でお悩みをご相談ください。

まとめ

膣のゆるみは加齢や出産、生活習慣などさまざまな要因で起こります。セルフケアや生活改善で変化を感じにくい場合は、美容医療による治療も効果的です。

当院では膣ヒアルロン酸注入や膣ハイフ、エムセラなど、多様な選択肢をご用意しています。お一人おひとりの症状やライフスタイルに合わせて最適な治療を提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。