小陰唇(びらびら)がかゆいと感じるのは、デリケートゾーンに何らかの異常が起きているサインかもしれません。かゆみの原因は、下着の摩擦や蒸れ、ホルモンバランスの乱れ、感染症などさまざまです。
この記事では、小陰唇がかゆくなる主な7つの原因と、それぞれの対処法について解説します。
監修医師プロフィール
サイトリ杉山美容クリニック
院長/医師 櫻井 夏子
経歴
2015年 順天堂医学部付属順天堂医院 初期臨床研修
2017年 順天堂医学部付属順天堂医院 整形外科入局
2020年 某大手美容クリニック 入職
2021年 某大手美容クリニック 副院長就任
2022年 NEXUSクリニック 入職
2024年 サイトリ杉山美容クリニック 院長就任
所属学会
美容外科学会(JSAS)
美容皮膚科学会
抗加齢医学会
新宿の小陰唇縮小・婦人科形成ならサイトリ杉山美容クリニック

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小陰唇が痒いと感じる7つの原因
小陰唇にかゆみを感じることは、誰にでも起こりうる身近な症状です。性感染症のような病気が原因の場合もあれば、下着やナプキンによる刺激、乾燥やストレスといった日常の些細なことが関係していることもあります。
ここでは、考えられる7つの主な原因について詳しく解説します。主な原因は以下の通りです。
- 性感染症
- 細菌性膣炎
- 蒸れ
- 更年期障害
- アレルギー
- 小陰唇の肥大化
- 日常的な摩擦や刺激
それぞれ見ていきましょう。
性感染症
梅毒、クラミジア、トリコモナス症、淋病などの性感染症は、主に性行為によって感染します。これらの感染症にかかると、小陰唇にかゆみを感じることがあり、あわせて下腹部の痛みが出る場合もあります。
また、おりものの量や色、においに変化が見られることも特徴です。症状が軽くても放置すると悪化することがあるため、少しでも異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
細菌性膣炎
細菌性膣炎は性感染症とは異なり、外部から病原体が侵入するのではなく、膣内に元々存在する常在菌のバランスが崩れることで発症します。風邪をひいているときや疲労、ストレスがたまっているとき、免疫力が低下しているときに起こりやすいのが特徴です。
また、デリケートゾーンを石けんで過剰に洗うと、膣が本来持っている自浄作用が弱まり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎにも注意が必要です。
蒸れ
長時間ナプキンを交換せずにいると、汗や蒸れによって陰部のかゆみを引き起こしやすくなります。特に暑い季節や運動後などは蒸れが悪化しやすいため注意が必要です。
また、締め付けの強い下着も通気性が悪く蒸れやすいため、かゆみの原因となることがあります。かゆみを防ぐには、ナプキンをこまめに交換し、通気性の良い下着や締め付けの緩い衣類を選ぶことが大切です。適切なケアで快適な状態を保つことが、かゆみ予防につながります。
更年期障害
更年期に差し掛かると、女性ホルモンの分泌が減少します。このホルモンの減少により、おりものや膣からの分泌物が減り、陰部が乾燥しやすくなるため、かゆみを感じることがあります。
陰部の乾燥は皮膚のバリア機能を低下させ、外部刺激に敏感になる原因にもなります。そのため、更年期の女性は特にデリケートゾーンのケアが重要です。保湿ケアを心がけることで、かゆみの軽減や不快感の予防につながります。
アレルギー
下着の繊維やボディソープの成分が肌に合わないことで、小陰唇にかゆみを感じることがあります。この場合、アレルギー反応によるかゆみであることが多く、新しい下着を使い始めたり、ボディソープを変えたりした際に起こりやすいです。
特に敏感肌の人は、素材や成分に注意が必要です。刺激の少ない素材や低刺激の石けんを選び、使用後はしっかりと洗い流すことが大切です。また、かゆみが続く場合は皮膚科の受診をおすすめします。
小陰唇の肥大化
小陰唇が肥大化すると、ショーツや椅子との摩擦が増えやすく、傷や炎症を引き起こすことがあります。また、肥大化により洗浄が難しくなり、汚れや排尿時の尿が残りやすくなるため、細菌感染のリスクが高まります。
これによりかゆみや不快感が生じることも少なくありません。日常のケアを丁寧に行い、清潔を保つことが大切です。症状が続く場合や痛みが強い場合は、早めに専門医に相談しましょう。
日常的な摩擦や刺激
摩擦や乾燥といった日常的な刺激により、小陰唇にかぶれが生じ、かゆみを引き起こすことがあります。特に生理中は、ナプキンやタンポンによる摩擦や蒸れが原因で症状が悪化しやすく注意が必要です。蒸れや摩擦を防ぐためには、こまめにナプキンを交換し、通気性の良い下着を選ぶことが大切です。
また、洗浄は優しく行い、刺激の強い石けんや洗剤の使用を避けることも効果的です。症状が続く場合は医療機関の受診を検討しましょう。
小陰唇が痒くならないための対策
小陰唇のかゆみを防ぐには、デリケートゾーンを清潔に保ち、適切な洗浄を心がけることが大切です。下着の素材やサイズも見直し、感染症予防にも注意しましょう。主にできる対策は以下の通りです。
- デリケートゾーンを清潔にする
- 小陰唇を適切に洗う
- 下着や衣類のサイズと素材を見直す
- 感染症への感染を防ぐ
それぞれ見ていきましょう。
デリケートゾーンを清潔にする
小陰唇を含むデリケートゾーンは、湿度が高く細菌が潜みやすいため、不衛生になると感染リスクが高まります。そのため、常に清潔な状態を保つことが非常に重要です。入浴時には優しく丁寧に洗浄し、強くこすりすぎないよう注意しましょう。
また、生理用品はこまめに交換することが大切で、長時間の使用は細菌の増殖を促進させ、かゆみや炎症の原因となることがあります。通気性の良い下着を選び、蒸れを防ぐことも清潔を保つポイントです。
日常的なケアをしっかり行うことで、かゆみや感染症の予防につながります。
小陰唇を適切に洗う
小陰唇周辺は過度に洗いすぎると、膣の自浄作用が弱まり、感染症のリスクが高まることがあります。デリケートゾーンには外部からの細菌を防ぐ役割を持つ「常在菌」が存在しており、この菌が健康な状態を維持するために重要です。
そのため、洗いすぎには注意が必要です。専用の洗浄剤を使い、膣のpHバランスを乱さず優しく洗うことで、肌のバリア機能を保ちつつ理想的な状態をキープできます。
毎日のケアでは、清潔さを保つことと同時に、過度な刺激を避けることが大切です。適切なケアでデリケートゾーンの健康を守りましょう。
下着や衣類のサイズと素材を見直す
きつすぎる下着やタイトな服は、デリケートゾーンに摩擦を生じさせ、かゆみや炎症の原因となることがあります。また、素材が肌に合わない場合も、かゆみを引き起こすことがあります。特に敏感肌の方は、化学繊維や刺激の強い素材を避けることが大切です。
下着や衣類のサイズを見直し、肌に優しい綿素材など通気性の良いものに変えることで、摩擦や蒸れを軽減し、かゆみを抑えることが可能です。適切なサイズと素材の選択は、快適な着用感と健康な肌環境の維持に役立ちます。
感染症への感染を防ぐ
感染症によるかゆみは、日常的な予防を心がけることで回避できる場合があります。特に性感染症によるかゆみは、性行為時にコンドームを使用することで感染リスクを大幅に減らすことが可能です。
また、不特定多数との性的接触を避けることも重要です。さらに、定期的に婦人科で健康診断を受けたり、パートナーとお互いの健康状態について共有・確認し合うことも、早期発見・予防に役立ちます。
日頃から予防意識を高く持つことで、感染症によるかゆみのリスクを抑えることができます。
小陰唇が痒い場合の対処法
小陰唇にかゆみを感じたときは、原因に応じた正しい対処が大切です。自己判断せず、清潔を保ちながら適切なケアを行いましょう。小陰唇が痒い場合の対処法は以下の通りです。
- 市販薬を使用する
- 婦人科で診察を受ける
- 小陰唇縮小の施術を受ける
それぞれ見ていきましょう。
市販薬を使用する
小陰唇のかゆみは、市販されている外用薬で改善することがあります。かゆみ止めの成分を含んだ薬を患部に塗布することで、症状が和らぐ場合がありますが、原因によって効果には個人差があります。アレルギー、乾燥、感染症など、かゆみの原因はさまざまで、それぞれに適した薬も異なります。
そのため、自己判断で薬を選ぶのではなく、症状が長引いたり悪化したりする場合は、皮膚科や婦人科を受診して適切な処置を受けることが大切です。
婦人科で診察を受ける
小陰唇のかゆみを感じた場合は、婦人科で診察を受けて治療を進めるのが最も適切です。
婦人科では、小陰唇を含む女性器に関する悩みに対して総合的に対応しており、かゆみの原因が感染症、乾燥、アレルギーなどさまざまであることを考慮しながら、個々の症状に合った治療法を提案してくれます。
自己判断では原因を特定しづらいため、早めに専門医を受診することで、症状の悪化を防ぎ、安心して適切なケアを受けることができます。
小陰唇縮小の施術を受ける
小陰唇が大きく、摩擦や蒸れが原因でかゆみを感じている場合、縮小手術を受けることで症状が改善することがあります。適切なサイズや形に整えることで、下着や衣類との摩擦が軽減され、かゆみや不快感の緩和につながります。
また、小陰唇の形や大きさにコンプレックスを感じている方にとっては、見た目の改善だけでなく、精神的な負担の軽減にもなります。手術を検討する際は、信頼できる医療機関で相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
小陰唇縮小術とは

小陰唇縮小術は、小陰唇の余分な部分を切除し、適切なサイズと形に整える治療法です。先天的な肥大や、出産・加齢による変化によって不快感を感じている方に向いており、左右差の調整も可能です。
この施術により、下着や衣類との摩擦によるかゆみや痛みが軽減されるほか、通気性が良くなることで蒸れや臭いの予防にもつながります。また、形が整うことで見た目のコンプレックスが解消され、精神的なストレスの軽減にも効果的です。
日常生活がより快適になることも多いため、悩みがある場合は一度専門医に相談してみることをおすすめします。
小陰唇が痒い場合に最適な小陰唇縮小術のメリット・デメリット
小陰唇が大きく、摩擦や蒸れによってかゆみを感じる場合、小陰唇縮小術が一つの選択肢となります。ここでは、かゆみ改善に役立つこの施術のメリットとデメリットを解説します。
小陰唇縮小術のメリット
小陰唇縮小には、見た目の改善だけでなく、日常生活での不快感を軽減するさまざまなメリットがあります。
まず、下着やズボンを履いたときの摩擦による痛みが軽減され、動作時のストレスが少なくなります。さらに、排泄後のニオイの不快感が改善されるほか、黒ずみが目立ちにくくなるという効果もあります。また、排尿時の尿の飛び散りが防げることで衛生面も向上します。
形やサイズを整えることで、見た目に関するコンプレックスが解消され、心理的な負担も軽くなるでしょう。
小陰唇縮小術のデメリット
小陰唇縮小術を受けても、必ずしも理想通りの仕上がりになるとは限りません。
その大きな原因の一つが、カウンセリング時に医師と希望する仕上がりについて十分に意識を共有できていないことです。また、小陰唇を必要以上に切除してしまうと、見た目だけでなく、摩擦や乾燥などによる機能面での不調につながる可能性もあります。
納得のいく結果を得るためには、高い技術と豊富な経験を持つ医師を選び、事前の相談を丁寧に行うことがとても重要です。
小陰唇が痒いことに関するよくある質問
小陰唇のかゆみに悩む方は少なくありません。原因や対処法について疑問を持つ方も多いため、ここではよくある質問とその答えをわかりやすく紹介します。よくある質問は以下の通りです。
- 小陰部の痒みは市販薬で治まりますか?
- びらびらが痒い場合はどのような対処法をとればいいですか?
それぞれ見ていきましょう。
小陰部の痒みは市販薬で治まりますか?
小陰唇のかゆみは、市販薬で改善できる場合があります。原因に合った成分が配合された薬を使用することで、かゆみを和らげることが可能です。
ただし、市販薬では十分な効果が得られないケースもあり、症状が続く場合や悪化する場合は、早めに医師に相談することが大切です。
びらびらが痒い場合はどのような対処法をとればいいですか?
小陰唇のかゆみには、市販薬の使用や婦人科の受診といった対処法があります。また、形やサイズに不満やコンプレックスがある場合には、小陰唇縮小術が有効です。
見た目だけでなく、摩擦や蒸れによるかゆみの軽減にもつながるため、症状と悩みに応じた対応が大切です。
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「小陰唇の形や左右差が気になる」「下着で擦れて痛い」「見た目を整えたい」―そんなお悩みに、経験豊富な女性院長がカウンセリングから施術まで一貫して対応いたします。これまでに3,500名以上の女性の性のお悩みに寄り添ってきた実績をもとに、見た目の美しさはもちろん、将来の健康やライフステージまで考えた丁寧な治療を行っています。
当院は医師・看護師・受付、すべて女性スタッフのみ。完全個室のプライベート空間で、誰にも聞かれず安心してご相談いただけます。また、新宿三丁目駅直結でアクセスも快適。人目を気にせずご来院可能です。
「恥ずかしくて言えなかった」「もっと早く相談すればよかった」―そんな声が多く寄せられる理由が、ここにあります。まずはお気軽に【LINE】または【お電話】でお悩みをご相談ください。
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まとめ
小陰唇のかゆみは、摩擦や乾燥、感染症、アレルギーなど多くの原因によって引き起こされます。清潔な状態を保ち、肌に合った下着やボディソープを選ぶことが基本的な対策です。
市販薬で改善することもありますが、症状が続く場合は婦人科の受診が推奨されます。また、小陰唇の肥大によるかゆみや不快感がある場合は、小陰唇縮小術を検討することで、見た目の改善だけでなく症状の軽減も期待できます。





