脂肪組織由来再生(幹)細胞
ADRCs
目次
幹細胞による再生医療とは
幹細胞は、自己複製機能を持つとともに、さまざまな細胞へと姿を変えることができます。
この特性を利用し、損傷した臓器や組織の機能回復を図る治療が、幹細胞による『再生医療』です。
脂肪組織由来再生(幹)細胞(ADRCs)とは
ご自身の皮下脂肪から採取される細胞集団で、幹細胞をはじめとした様々な細胞が含まれており、総称として脂肪組織由来再生(幹)細胞-Adipose-Derived Regenerative Cells(ADRCs)と呼ばれています。
国内外でADRCsについての多くの研究が行われており、まだすべての働きがわかっているわけではございませんが、その多種多様性は再生医療において以下の点で有望視されています。

ADRCsは、これらの働きにより、からだや組織をサポートするといわれています。
脂肪由来幹細胞(ASC)と脂肪組織由来(幹)再生細胞(ADRCs)との違い
特徴
1当日に採取から投与まで可能
脂肪を吸引して、そこから取り出した細胞をすぐに『セルーション 遠心分離機』を使って、脂肪から必要な細胞(ADRCs)を取り出します。処理が完了したら、同日に投与まで可能です。
2拒絶反応がない
ご自身の脂肪から取り出した細胞だけを使用するため、体が異物と認識して反応する「拒絶反応」が起こる心配がなく、安心して受けていただけます。
3感染のリスクが低い
脂肪を採取したあとは、人の手が直接触れずに細胞を取り出すことができます。ほとんどの行程が機械で自動的に行われ、その日のうちに投与できるため、感染や取り違えのリスクがほとんどありません。
| 比較項目 | ASC(脂肪由来幹細胞) | ADRCs(脂肪組織由来再生細胞) |
|---|---|---|
| 抽出方法 | 分離・選別+培養 | 酵素処理などによる非培養抽出 |
| 細胞の構成 | 幹細胞のみ(純度高) | 幹細胞+他の細胞(混合) |
| 利用までの期間 | 培養に数日〜数週間 | 採取後すぐ使用可能 |
| 医療応用 | 再生医療・研究向け | 美容・治療補助・即時再生医療 |
培養する日数がない為、クリニックに何度も通うことなく同日に施術を受けられるので、ご遠方の方でも安心して受けていただけます。
使用する機材 『セルーション 遠心分離機』
この治療では、「セルーション 遠心分離機」という機械を使って、脂肪から必要な細胞(ADRCs)を取り出します。この機械は「完全自動化閉鎖型システム」で、ほとんどの行程が自動で行われ、人の手に触れずに清潔に処理されます。脂肪の洗浄から、細胞が治療で使える状態になるまで処理を行い、最短90分で処理が完了します。

施術の詳細
| 施術時間 | 約5~5.5時間 |
|---|---|
| ダウンタイム | 脂肪の採取箇所・注入箇所ともに腫れや浮腫のピークは2〜3日程度、落ち着くまでは約1~2週間です。また脂肪の採取箇所・注入箇所共に内出血が起こることがあります。 |
| 入浴 | 施術した日の洗顔は拭き取りのみにして下さい。シャワーやシャンプーは施術24時間後から可能です。入浴は1週間避けて下さい。 |
| メイク | 洗顔は施術後から可能です。メイクは施術翌日から可能です。 |
| 副作用・リスク | ・腫れ、浮腫、内出血 ・施術部位付近の麻痺や鈍さ、しびれ ・皮膚の色素沈着 ・仕上がりに左右差を感じる ・その他皮膚の壊死、血腫などが生じる可能性があります |
| 治療を受けられない方 | ・妊娠中、授乳中の方 ・循環動態が不安定な方 ・敗血症、出血傾向または感染症が現れるリスクが高い血液疾患の合併症または疑いのある方 ・進行性腫瘍、化学療法、放射線療法、それ以外のがん治療を受けている方 ・抗凝固薬、抗血小板薬など抗血栓薬を服薬されている方で、一時中断できない方 ・ケロイド体質の方 ・アナフィラキシーの既往、可能性がある方 ・多発性アレルギー・重度アレルギーをお持ちの方 ・その他医師が不適と判断した方 |
| 注意事項 | ・手術後1週間ほどは激しい運動は避けてください ・脂肪吸引した箇所はご自宅でも圧迫・クーリングを行なってください ・脂肪を採取した箇所は1週間後からマッサージをしてください |
| 医療機器および入手経路 | 厚生労働省に第二種再生医療等提供計画を提出し、計画番号(NA8160006)を取得した医療施設です。 入手経路:この治療では医薬品医療機器等法に基づく国内承認を受けていない未承認製品が含まれます。治療に用いる医薬品及び医療機器は、当院の医師の判断のもと、個人輸入/個人手続きを行なったものです。個人輸入/個人購入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参照ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html 国内における承認医薬品の有無:現在、国内で承認されている同等の医薬品はありません。 |


