「膣を狭くしたい」「産後のゆるみを解消したい」「性生活の満足度を上げたい」といった悩みに対して、選ばれているのが切開による膣縮小手術とヒアルロン酸注入です。名器形成を目的とする方にも人気のこれらの施術には、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。
本記事では、効果やダウンタイム、リスクなどを中立的に比較し、自分に合った施術を選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
膣縮小手術とヒアルロン酸はどちらがいい?施術方法の違い

膣縮小手術とヒアルロン酸注入、どちらが適しているかは一人ひとり異なります。効果や持続期間、ダウンタイム、メリット・デメリットに違いがあるため、悩みの内容や理想の仕上がり、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。例えば、日常的に出社や育児がある方には、ダウンタイムの少ないヒアルロン酸注入が向いているケースもあります。
本記事では以下施術の違いについて解説します。
- 膣縮小手術
- ヒアルロン酸注入
それぞれ見ていきましょう。
膣縮小手術
膣縮小手術は、ゆるんだ膣壁を切除し、ヒダ状に縫合していく外科的な施術です。括約筋も狭めることで、膣をしっかりと引き締めることが可能です。膣のゆるみは小陰唇の悩みに次いで多く寄せられるご相談で、特に出産後の違和感や性交時の緩さを気にされる方に選ばれています。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、膣の入口から奥にかけて注射し、膣壁をふっくらとさせて締まりを高める施術です。Gスポットのみに注入することも可能で、希望に応じて調整できます。注入量は60〜100mlが目安で、体格や膣の状態により異なります。
切開を伴わずダウンタイムも少ないため、忙しい方や初めての膣ケアとしても人気です。注射のみで完了するため、施術時間も短く、通院の負担も少ないのが特徴です。
膣縮小手術とヒアルロン酸はどちらがいい?効果の違い

膣縮小手術もヒアルロン酸注入も、どちらも膣の引き締めを目的とした施術で、膣のゆるみやお湯漏れ、膣内への雑菌侵入などの悩みに効果が期待できます。
ヒアルロン酸は体内に吸収されるため定期的な施術が必要ですが、切開を伴わない分、体への負担が少ないのが利点です。膣縮小手術は膣壁を縫い縮めることで半永久的な効果が得られる反面、術後のダウンタイムや体への負担が大きい点には注意が必要です。
膣縮小手術とヒアルロン酸はどちらがいい?メリットとデメリットの違い
膣縮小手術とヒアルロン酸注入は、いずれも膣の引き締めを目的とした施術ですが、ダウンタイムや持続期間、体への負担などに違いがあります。希望する仕上がりやライフスタイルに合わせて、メリット・デメリットを理解したうえで選ぶことが大切です。
本記事では下記内容についてそれぞれ詳しく解説します。
- 膣縮小手術のメリット
- ヒアルロン酸のメリット
- 膣縮小手術のデメリット
- ヒアルロン酸のデメリット
それぞれ見ていきましょう。
膣縮小手術のメリット
膣縮小手術は、ゆるんだ膣壁を縫合することで引き締める施術です。効果が半永久的に持続する点が大きなメリットで、出産や加齢による膣の緩みに長く悩んでいる方に選ばれています。性交渉時の感度が高まる、膣のコンプレックスを解消できるなどの効果も期待されます。
手術時間は1〜2時間程度で、当日中にご帰宅いただけるのも特徴のひとつです。体の内側にアプローチするため、施術が外見から気づかれにくい点も魅力ですが、絶対にバレないとは言い切れません。ダウンタイムを取れるかどうかも、検討の際の大切なポイントになります。
ヒアルロン酸のメリット
ヒアルロン酸注入は、膣壁をふっくらとさせて締まりを高める施術で、「たこつぼ」や「みみず千匹」など、名器形成を希望する方にも選ばれています。切開を伴わないためダウンタイムが短く、施術時間も約15分と短時間で完了。効果をその場で実感する方も多く、忙しい方にも適した方法です。
出産による膣のゆるみが気になる方にとっても、身体に負担をかけずに自然な引き締めを目指せる選択肢となります。性生活の満足度向上を目的に受けられるケースも多く、女性側だけでなく、パートナーである男性にとっても満足度が高まりやすい傾向があります。注入量や注入部位は調整可能で、悩みや希望に合わせた仕上がりを目指せる点も魅力です。
膣縮小手術のデメリット
膣縮小手術は切開と縫合を伴うため、術後は体への負担が大きく、1〜2週間は出血や痛みが続くことがあります。また、術後1ヶ月までは性交渉を控える必要があり、ダウンタイムをしっかり確保できる方でなければ難しい面も。
生理中・妊娠中・ほかの手術を予定している方は施術を受けられないケースがあり、今後の出産においては経膣分娩が難しく、帝王切開になる可能性が高い点にも注意が必要です。さらに術後の違和感や術後以降に女性の性交痛、や再調整の可能性、パートナーに施術が気づかれるリスクもゼロではありません。メリットとのバランスを見て慎重な検討が必要です。
ヒアルロン酸のデメリット
ヒアルロン酸注入は体への負担が少なく、手軽に受けられる点が魅力ですが、体内に吸収されていくため効果は一時的です。半年から1年ほどで徐々にボリュームが減っていくため、効果を維持するには定期的な施術が必要です。
また、ヒアルロン酸そのものは安全性の高い素材ですが、施術は医師の技術力に大きく左右されるため注意が必要。解剖学的な知識が浅い医師では、痛みや左右差、違和感などのトラブルにつながる可能性もあります。自然な仕上がりと満足のいく結果を得るには、経験豊富で婦人科形成に精通した医師を選ぶことがとても重要です。
膣縮小手術とヒアルロン酸はどちらがいい?ダウンタイムの違い
膣の引き締めを目指すうえで、施術後の過ごし方や生活への影響も大切な判断材料です。膣縮小手術はダウンタイムが比較的長く、制限も多いのに対し、ヒアルロン酸注入は体への負担が少なく、日常生活に戻りやすいのが特徴です。
本記事では下記施術のダウンタイムの違いについて解説します。
- 膣縮小手術
- ヒアルロン酸注入
それぞれ見ていきましょう。
膣縮小手術
膣縮小手術では、施術中は局所麻酔または静脈麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし、麻酔が切れた後に鈍い痛みや違和感を覚える方もおり、多くの場合は処方された鎮痛薬でコントロールできる範囲です。
術後は出血やおりものの増加、腫れ、内出血などが1〜2週間ほど続く可能性があり、人によっては座る・歩くといった動作に違和感を伴うこともあります。性行為については、縫合部位が完全に回復するまで避ける必要があり、一般的には1ヶ月以上の休止期間が推奨されます。日常生活に復帰するまでには一定の時間とケアが必要です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、切開を伴わない注射のみの施術であるため、ダウンタイムは非常に短く、施術当日から日常生活に戻れる方がほとんどです。ただし、注入部位の状態によっては1〜2週間ほど内出血や軽い腫れ、痛み、熱感、つっぱり感、硬結(しこり)といった症状が一時的に現れることがあります。
症状は時間の経過とともに自然と落ち着くことが多く、基本的には特別な治療を必要としません。また、注入したヒアルロン酸が安定するまでに数日を要するため、性行為は施術後1週間程度は控えるのが理想です。比較的手軽な一方で、体への優しさと配慮も大切です。
膣縮小手術とヒアルロン酸はどちらがいい?施術が向いている人の特徴の違い
同じ“膣の引き締め”でも、どちらの施術が合っているかはライフスタイルや悩みによって異なります。膣縮小手術は効果の持続性を重視したい方に、ヒアルロン酸注入は忙しい方や自然な変化を望む方に選ばれています。
本記事では下記施術の施術が向いている人の違いについて解説します。
- 膣縮小手術
- ヒアルロン酸注入
それぞれ見ていきましょう。
膣縮小手術
膣縮小手術は、縫合によって膣を物理的に狭くする施術です。半永久的な効果を求める方や、繰り返し施術を受けるのが難しい方に向いています。また、出産の予定がない方や、明確な膣の引き締めを希望する方に選ばれています。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、膣の入口から奥までふっくらとボリュームを持たせ、膣の締まり感や潤いを回復させる施術です。たとえば、出産後にパートナーから膣の緩みを指摘された方、加齢に伴って感度や潤いが低下した方、尿もれや性交時のヒリつき・痛みが気になる方にも向いています。
また、膣の中にお湯が入るような感覚がある方、膣内の感覚が鈍くなった方にもおすすめです。自然な変化を希望する方や、ダウンタイムの少ない治療を求める方にも選ばれています。
膣縮小手術とヒアルロン酸のどちらがいいかを決める際のポイント
膣のゆるみに対する治療を選ぶ際は、「どちらが優れているか」ではなく、自身の悩みやライフスタイルに合っているかが重要です。例えば、忙しくてダウンタイムが取れない方にはヒアルロン酸が、長期的な効果を望む方には膣縮小手術が向いています。
効果の持続期間や治療にかけられる時間などを踏まえて、自分にとって無理のない選択をすることが大切です。
どちらの施術が良いか決める際のポイントは以下の通りです。
- 悩みやライフスタイルをもとに選ぶ
- 効果の持続時間をもとに選ぶ
それぞれ見ていきましょう。
悩みやライフスタイルをもとに選ぶ
膣のゆるみに悩んでいるといっても、その感じ方や背景は人それぞれ。出産後に緩みを自覚した方や、性生活で違和感を覚える方、パートナーからの指摘で気づいた方もいます。治療方法を選ぶ際には、まずご自身の悩みの深さや、どんな変化を求めているかを整理してみましょう。
また、日常生活の過ごし方も大切な判断材料です。仕事で休みが取りにくい方や、家族に知られずにケアしたい方には、ダウンタイムの少ないヒアルロン酸注入が選ばれやすい傾向にあります。手術に抵抗がない方や、しっかり改善したい方には膣縮小手術という選択もあります。
効果の持続時間をもとに選ぶ
治療法を選ぶ際に重要な要素となるのが、効果の持続期間です。ヒアルロン酸注入は、施術後すぐにふっくらとしたハリや締まりを実感できる一方、時間の経過とともに体内に吸収されていくため、定期的なメンテナンスが必要です。
一方の膣縮小手術は、縫合によって膣を物理的に狭める方法で、比較的長期間の効果が見込める施術です。ただし、性行為や加齢によって徐々に戻る可能性もあるため、永久に効果が続くというわけではありません。
それぞれの持続性を理解したうえで、どれくらいの頻度で治療ができるかも含めて検討することが大切です。
膣縮小手術とヒアルロン酸で後悔しないためのクリニックの選び方

膣のゆるみ治療はデリケートな悩みに関わるからこそ、信頼できるクリニック選びが重要です。医師の経験や実績、アフターケア体制、プライバシーへの配慮など、安心して相談できる環境かどうかを見極めましょう。施術内容やリスクを丁寧に説明してくれるかも大切なポイントです。
膣縮小手術とヒアルロン酸で後悔しないためのクリニックの選び方以下のとおりです。
- 名医や実績のある医師がいるクリニックを選ぶ
- 医師やスタッフが女性のクリニックを選ぶ
- 口コミや評判の良いクリニックを選ぶ
それぞれ見ていきましょう。
名医や実績のある医師がいるクリニックを選ぶ
膣のゆるみ治療はデリケートな施術だからこそ、経験豊富な医師のもとで受けることが大切です。
膣縮小手術はもちろん、ヒアルロン酸注入も解剖学的な知識と技術力が必要なため、婦人科形成の症例実績が多く、丁寧なカウンセリングを行っているクリニックを選ぶのが安心です。当院では、婦人科領域に精通した医師が在籍し、施術もすべて医師が担当します。
医師やスタッフが女性のクリニックを選ぶ
膣に関する悩みは、男性には相談しづらいと感じる方も多いもの。医師やスタッフが女性であれば、カウンセリング中の心理的な安心感が高まり、不安や悩みを打ち明けやすくなります。
また、施術中の配慮や目線の細やかさも女性ならでは。当院では医師・看護師・受付すべて女性スタッフが対応し、患者様の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけています。
口コミや評判の良いクリニックを選ぶ
膣の引き締め治療は、友人や家族に相談しづらいからこそ、実際に施術を受けた方の口コミや評判が重要な判断材料になります。医師の対応、仕上がりの満足度、アフターケア体制など、患者様の声は信頼の証。
当院では、丁寧なカウンセリングと安心のサポート体制が評価され、多くの患者様から高い満足度とご紹介をいただいています。初めての方でも安心してご相談ください。
膣縮小手術とヒアルロン酸以外の膣ケア

膣の引き締めを目的とした施術は、切開手術やヒアルロン酸注入だけではありません。近年は、膣HIFU(ハイフ)やエムセラなど、より体への負担が少ない非侵襲的な治療法も注目されています。それぞれの施術に特徴があり、目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
膣縮小手術とヒアルロン酸以外の膣ケアには下記施術が挙げられます。
- エムセラ
- 膣ハイフ
- 膣フルインナー
それぞれ見ていきましょう。
エムセラ
エムセラは骨盤底筋群を座ったまま鍛えることができる非侵襲の医療機器で、尿もれや頻尿といったお悩みに効果的です。特に出産や加齢によって緩んだ膣周りの筋肉にアプローチできるため、膣の引き締めを目的とする方にも選ばれています。
1回の施術で約17,000回分の筋収縮が得られ、忙しい方でも短時間で効率的にケアが可能。膣に直接触れずに施術できる点も安心です。
膣ハイフ
膣ハイフは高密度焦点式超音波(HIFU)を用いて膣内の深層部に熱エネルギーを届け、コラーゲンの再生を促し引き締めを図る施術です。当院で採用している「膣ハイフ」は、モナリザタッチやサーミVa、ウルトラヴェラといった他の膣ハイフ機器と比較して、より深く・広範囲にアプローチできるのが特長。
出力の安定性や痛みの少なさ、ダウンタイムの短さにも優れ、自然な引き締めを求める方に選ばれています。切開なしで膣の緩みや性交時の満足度を改善したい方におすすめです。
膣フルインナー
膣フルインナーは、ヒアルロン酸注入・膣ハイフ・デリケートゾーン専用ジェルの3つがセットになった当院オリジナルの複合施術メニューです。膣の引き締めやうるおいアップ、感度向上など、複数の悩みに同時にアプローチできるのが特長。
中でもデリケートゾーン専用ジェルは、当院の院長が女性の声をもとに独自開発したこだわりのアイテムで、ご自宅でも簡単にケアをすることが可能。忙しくて通院頻度を抑えたい方や、効果をしっかり実感したい方におすすめです。
まとめ
膣の緩みや性交時の違和感などのお悩みには、切開による膣縮小手術とヒアルロン酸注入という選択肢があります。それぞれに異なるメリットがあるため、ライフスタイルや希望の仕上がりに合わせて選ぶことが大切です。
当院では切開を伴わないヒアルロン酸注入を中心に、ダウンタイムの少ない多彩な施術をご提案しています。院長の櫻井夏子医師は婦人科ケアに精通した女性医師で、繊細なお悩みにも丁寧に寄り添います。ぜひ一度、当院にご相談ください。