「改善したい。でも、手術はどうしても怖い」
出産後からずっと気になっているゆるみ。
以前より感じるようになった乾燥や違和感。パートナーとの時間に、なんとなく以前との違いを感じること。
でも「手術」という言葉が頭をよぎって、なかなか踏み出せない——。
痛そう。
傷が残りそう。
ダウンタイムが取れない。
そもそも怖い。
そんな気持ちで、ずっと一人で抱え込んでいませんか。
実は今、デリケートゾーンの内側の悩みに対して、メスを使わず・切らずに・日帰りでアプローチできる医療の選択肢が広がっています。
このコラムでは、「切らない医療フェムケア」の具体的な内容
・自分に合った選択肢の見つけ方
・まず何から始めればいいかまで、医師が正直にお伝えします。
なぜ「切らない」という選択肢が生まれたのか
デリケートゾーンの医療というと、これまでは「外科手術」が主流でした。
しかし顔のたるみやシワに対してメスを使わない美容医療が広がったように、デリケートゾーンの内側に対しても、切開を伴わないアプローチが確立されてきました。
背景にあるのは「改善したいけれど、手術には踏み切れない」という、多くの女性の本音です。
手術をためらう理由として多いのが、以下の3つです。
身体の奥のデリケートな部位への切開への恐怖心、
術後の痛みやダウンタイムへの不安、
傷跡が残ることへの心配
——これらは決して過剰な心配ではありません。
「切らない」という選択肢は、こうした不安に正面から向き合うために生まれたアプローチです。
そもそも、なぜゆるみや乾燥は起きるのか
「切らない」ケアを理解する前に、まず悩みが生まれる仕組みを知っておきましょう。
女性ホルモン(エストロゲン)と組織の関係
膣の粘膜・骨盤底筋・外陰部の組織は、エストロゲンの影響を受けてハリ・弾力・潤いが保たれています。
出産・授乳・加齢・ホルモン変動によってエストロゲンが変化すると、これらの組織も変化します。
具体的には次の3つのメカニズムが重なります。
① 膣粘膜のコラーゲン減少
粘膜が薄くなり、乾燥・摩擦への違和感・性行為時の不快感につながります。顔の肌でたとえると「ヒアルロン酸とセラミドが減った状態」に近い変化です。
② 骨盤底筋の弛緩
出産・加齢・長時間の座位などで骨盤底筋が弱まると、ゆるみ・お湯漏れ・軽度の尿もれにつながります。骨盤底筋は筋肉であるため、適切なアプローチで鍛えることができます。
③ 組織全体のボリューム低下
外陰部のコラーゲンが失われることで、下着との摩擦が増えたり、違和感が生じやすくなります。
これらはすべて自然な変化であり、あなただけに起きていることではありません。そして、適切なアプローチで改善を目指せる変化です。
「切らない医療フェムケア」の具体的な選択肢
当院で対応している主な「切らない」アプローチをご紹介します。
① 膣ハイフ(HIFU)——超音波で内側から引き締める
超音波の熱エネルギーを膣壁の組織に届け、組織への熱刺激による変化を促す施術です。切開を伴わないため傷跡が残らず、日帰りで受けていただけます。
「手術は怖いけれど、何かしたい」という方の最初の一歩として選ばれることが多い施術です。
- 対象の悩み:ゆるみ・お湯漏れ・乾燥感の軽減
- ダウンタイム:ほぼなし。当日から日常生活可能
- 費用目安:ライト 66,000円・スタンダード 158,000円
- リスク・副作用:一時的な熱感・違和感。稀に出血のリスクあり
- 効果の持続:個人差があります
② 膣ヒアルロン酸注入——潤いとボリュームを補う
年齢や出産に伴う膣内の乾燥・ボリューム感の変化に対し、医療用ヒアルロン酸を注入して組織のうるおいとボリューム感を整える施術です。
- 対象の悩み:乾燥・密着感の低下・性行為時の不快感
- ダウンタイム:ほぼなし
- 費用目安:198,000円〜258,000円(製剤・量による)
- 効果持続:約6〜12ヶ月(製剤により異なります)
- リスク・副作用:注入部位の一時的な違和感・腫れ
※効果の感じ方や持続期間には個人差があります。すべての施術は自由診療(保険適用外)・全額自己負担です。
まず「自分の状態を知ること」から始められる——膣圧測定
「何から始めればいいかわからない」という方に、当院では膣圧測定という選択肢をご用意しています。
専用の測定機器を用いて、膣周囲の筋肉の収縮力や持続力の目安を確認するものです。
測定時間の目安は約5〜10分で、測定のみのご相談も可能です。
膣圧測定について正直にお伝えすること
測定結果だけで治療の必要性や症状の原因が決まるものではありません。
症状・出産歴・日常生活でのお困りごとなどを含めて医師が確認した上で、参考情報のひとつとしてご活用いただくものです。
「ゆるみが気になるけれど、本当に治療が必要な状態なのか知りたい」という方にとって、
まず自分の状態を客観的に把握するきっかけになります。
- 費用:5,500円(税込)
- リスク・副作用:測定時に一時的な違和感や軽い圧迫感を感じる場合があります
- まれに測定部位に軽度の刺激感が生じることがあります
- 注意事項:生理中は測定をお控えください
「手術が必要な方」と「切らない方法が合う方」——違いを正直に
当院では「切らない方法が万能」とは考えていません。状態や悩みによっては、外科的な手術のほうが根本的な改善につながる場合もあります。
切らないアプローチが向いている方の目安
- ゆるみ・乾燥・違和感はあるが、日常生活への影響は軽〜中程度
- まずダウンタイムなしで試してみたい
- 手術への不安が強く、段階的にアプローチしたい
- 定期的なメンテナンスとして続けたい
外科的アプローチが向いている方の目安
- 下着の擦れ・歩行時の痛みが慢性的に続いている
- 見た目の形・左右差のコンプレックスが強い
- 切らない施術を試したが、十分な改善を感じられなかった
どちらが合うかは、カウンセリングで状態を確認してから判断します。「どちらか決めてから来る必要はない」ということは、最初にお伝えしておきたいことです。
よくあるご質問
-
「切らない」施術は効果が弱いのですか?
悩みの種類と程度によります。軽〜中程度のゆるみ・乾燥であれば、切らない施術で十分な改善を目指せるケースが多くあります。一方で形状や構造の問題が主因の場合は、外科的アプローチのほうが根本的な改善につながります。カウンセリングで正直にお伝えします。
-
痛みはありますか?
膣ハイフ・ヒアルロン酸注入はいずれも強い痛みを伴わない施術です。施術中に一時的な熱感や違和感を感じることはありますが、多くの方が日常生活への影響を最小限に抑えられています。
-
仕事帰りに受けられますか?
もちろんです。「何から始めればいいかわからない」「話を聞くだけでいい」という段階でのご来院が大半です。初診料3,300円にて、医師がお体の状態を確認した上でご説明します。その場で施術を決める必要はありません。
-
男性スタッフに見られることはありますか?
ありません。カウンセリングから施術・アフターケアまで、女性医師・女性スタッフが対応します。受付からお見送りまで完全個室で、プライバシーに最大限配慮した環境でご相談いただけます。
こんな方は、まずご相談ください
- 出産後からゆるみや違和感が気になっているが、手術は怖い
- 乾燥・摩擦の不快感が以前より増えた気がする
- お風呂後のお湯漏れ・くしゃみ時の違和感が気になる
- 「年齢のせい」と諦めていたが、改善できるか知りたい
- 手術なしで、まず試せるものがあれば始めてみたい
- 自分の状態がどのくらいかを、まず客観的に知りたい
院長・櫻井夏子医師からひとこと
「改善したいけれど、手術までは踏み切れない」と一人で悩まれている方は、本当にたくさんいらっしゃいます。
メスを使わない選択肢も広がっていますので、諦めてしまう前に、まずご自身の身体の状態を知り、どんな選択肢があるのかを知っていただければと思います。
「これくらいで相談してもいいのかな」という心配は、まったく不要です。同じ女性として、親身にお話を伺います。
※初診料3,300円がかかります。婦人科形成のカウンセリング当日の施術はありません。